四十肩・五十肩
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髪をとかす
帯やエプロンのヒモを結ぶ
洗濯物を干す
後ろをものを取ろうとする
電車で吊革につかまる
以上の動作で肩に痛みや動かしづらいや固いななどの運動制限はありませんか?肩を地面に打ってしまった、変形性関節症と診断されたなど他にもたくさん要因がありますが、そのどれにも当てはまらない、はっきりとした原因がわからない肩の痛み、運動制限がある場合を四十肩、五十肩といいます。
五十肩の条件として
⑴40代以後である
⑵明らかな原因なく発症
⑶痛みや運動制限があること -
四十肩・五十肩に対する当院の考え
五十肩に対する当院の考えとしましてはまず状態を診させていただいてから整形外科さんに行っていない方か行って五十肩と診断されたかを確認します。
診断された場合は様々な検査を行い特にどの動きで痛むのか、帯やエプロンを結ぶ肩をひねり後ろにやる動作なのか洗濯物を干す腕に上にあげる動作で痛むのか、患者様が今どういった状態なのかを検査してから治療していきます。
肩周り、肩甲骨周りの筋肉を指圧でゆるめたり、温熱治療で温めて血流をうながしたり、湯船に浸かる、肩をできる限り動かないなどの指導をさせていただきます。筋肉が弱くなっている場合もあるのでトレーニングも指導させていただきます。
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四十肩・五十肩を放っておくとどうなるのか
放っておくと運動制限がひどくなり腕が肩より上にあげられない、何をしなくても肩がいたいなどの症状が出てきてしまう場合があります。
石灰性腱炎や腱板断裂、糖尿病や甲状腺疾患、心臓疾患、腫瘍などでも肩に痛みが出る場合があります。整形外科さんや整骨院にも通わず放っておくとそういった疾患かどうかもわからず悪化していく一方になってしまいます。痛みが少しでもある場合は当院に来て状態を診させていただきます。
当院のスタッフが疾患の鑑別をしっかりと判断し当院で治療可能か整形外科さんに行ってもらった方がいいのかを決めさせていただきますので、肩に違和感、痛みがある方は当院にいらして下さい。
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四十肩・五十肩の改善方法
五十肩・四十肩は肩の関節にある関節包という部分に炎症が起きて痛みを発します。
放っておいてもいつかは痛みが無くなって自然に回復していく事が多いですが、やはり痛いのを我慢するというのは苦痛です。それに加えて現在の医学ではまだこれといった治療法が無く対処療法で痛みを和らげる事が一般的になっています。
当院にも五十肩・四十肩と思われる方が多く見られます。五十肩・四十肩には大きく急性期、慢性期、回復期とあり比較的痛みが強い時期が急性期です。
この急性期のうちは無理に動かそうとするとかえって炎症を強めてしまったり、回復を遅らせてしまうことがあります。なのでこの時期は多少不便ではありますが出来るだけ痛みの出る動きを避ける事が適切であると言えます。
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四十肩・五十肩の改善に効果的な当院の施術メニューは?
数種類ありますが、肩の可動域を広げる肩甲骨はがしと、痛みを和らげる鍼治療がおすすめです。
肩甲骨はがしではご自身で行うストレッチとは違いほぼ上半身全体の筋肉とつながっている肩甲骨をリラックスした状態で動かさせていただきます。そうすることにより血流量が増加し筋肉が緩むと同時に強張っていたことで制限されていた関節の動作が正しい動きを取り戻すことができます。
鍼治療は指圧では届かない深部への刺激を届けることで直接患部の痛みの原因である硬くなった筋肉を緩め痛みを緩和することができます。どちらも施術後には効果を実感できるかと思いますので是非お試しください。
その施術を受けるとどう楽になるのか
肩甲骨はがしはデスクワークや子育てをしている方、運動不足の方など同じ姿勢が長く続く方に特におすすめです。凝りかたまり血流が滞ってまった筋肉は神経を圧迫してしまい痛みが出る方が多いです。正しい筋肉の動かし方を取り戻すことができるため肩回りの動きやすさがとても出やすいです。
鍼治療は異物を追い出そうとする体の働きで血流がとてもよくなりやすく痛みのある患部へピンポイントの施術が可能となります。
鍼自体も髪の毛よりも細いものを使用しますので身体へのご負担は最小限に抑えることができるかと思います。効果がとても早く出やすいことが特徴で好評をいただいております。
改善するために必要な施術頻度は?
当院では痛みや肩関節の動きを改善する為に肩関節や肩甲骨周りの筋肉にアプローチするメニューや日常の指導を行なっております。
必要な頻度としては一週間に3回以上最低でも一週間に2回の施術が必要頻度と考えております。
それでも強い痛みが続いたり痛みが一向に改善されない場合、石灰沈着性腱炎や肩峰下滑液下包炎等の別の病気の疑いがあるので一度、整形外科医からの適切な検査・診断を受けて原因を特定し治療した方が良いでしょう。