眼精疲労
こんなお悩みはありませんか?
目がシバシバする
ドライアイになった
たまに何もしていないのに、まぶたがピクピク痙攣する
パソコンやスマホの見すぎで目が疲れている気がする
仕事でパソコンをよく使うが、目のセルフケアの方法がよくわからない
視界がぼやけることがある
白い壁や青空を見ると虫のようなものが見える
首の後ろが凝っている
頭の後ろ側に頭痛が出ることがある
目の奥が痛くなることがある
目の病気はないはずなのに焦点が合わないことがある
寝つきが悪い
夢をよく見る
夜中によく起きてしまう
眼精疲労についてで知っておくべきこと
眼精疲労は、現代の日本人にとって珍しくない悩みです。スマホやパソコンなどは、ほとんどのお仕事で欠かせない存在であり、私生活でもスマホやパソコンなしで生活することはほぼ不可能といえます。そのため、眼精疲労が生じるのは自然なことです。
有名なことですが、スマホやパソコンに使われているブルーライトが眼精疲労の要因の一つです。また、スマホやパソコンを使用するとき、人は無意識にまばたきの回数が減少する傾向があります。このため、ドライアイに近い状態となり、目への直接的なストレスが眼精疲労をさらに悪化させる要因にもなります。
さらに、眼精疲労を放置すると、飛蚊症や白内障といった目の疾患のリスクが高くなる可能性があります。そのため、日頃から目のセルフケアを行うことが大切です。例えば、就寝前に目元を温めるなどのケアを取り入れることで、目の疲れを軽減することが期待できます。
症状の現れ方は?
症状の現れ方はさまざまですが、多くの場合、目の周りに集中して現れます。そして、症状が出やすい時間帯としては夕方から夜にかけてが多い傾向にあります。これは、睡眠中に目の疲労がある程度回復するため、朝の症状はほとんどないか、軽度であることが一般的だからです。
夕方から夜にかけて症状が出やすい理由としては、日中のお仕事や普段の生活でスマホ、パソコン、テレビなどの画面を長時間見つめることで目に疲労が蓄積することが挙げられます。この蓄積した疲労が、夕方以降に症状として現れやすくなるのです。
具体的な症状の例としては、目が霞む、焦点が合わないなどの視界に関する症状や、首こりや肩こりなどの首や肩周りの症状が代表的です。これらの症状は、現代人であれば多くの方が抱える悩みとして見られます。
その他の原因は?
スマホやパソコンの画面を長時間見続けることによる目の酷使以外に、猫背などの姿勢の悪さも眼精疲労の原因となります。
この理由として、視神経、つまり視覚に関わる神経は頭の後ろ側から出ているため、猫背のように首や肩周り、特に後ろ側が緊張しやすい姿勢を取ると、視神経が圧迫されやすくなります。その結果、目からの情報が脳に伝わりにくくなり、また脳からの指令も目に伝わりにくくなります。このような状態が眼精疲労を引き起こし、目が霞むなどの症状につながりやすくなります。
さらに、猫背の状態では、多くの場合、巻き肩の姿勢になっていることが考えられます。このような姿勢では、胸筋という胸の筋肉が緊張しやすくなり、頭部へ向かう血液やリンパの流れが首の前で滞りやすくなります。その結果、目への血流や酸素の供給が不足し、眼精疲労をさらに加速させる可能性があります。
眼精疲労を放置するとどうなる?
視力が低下する可能性があります。
目の疲労が蓄積すると「視力が低下する可能性」を考える必要があります。眼精疲労の状態を放置するということは、目の疲れが積み重なった状態をそのままにしておくということです。さらに、目の不快症状が出ている場合、見えにくいものを無理に見ようとすることで、目に通常よりも大きな負担がかかる可能性が高まります。
また、眼精疲労を放置することで起きる可能性があることの一つに「目以外の体調不良」が挙げられます。これは、目の疲労が身体のさまざまな部分に影響を与える可能性があるためです。例えば、肩や首、背中などに痛みが生じる場合もあります。また、頭痛などの症状が出ることもあり、これらの症状が日常生活に支障をきたす原因となることも考えられます。
当院の施術方法について
施術方法として、
1. 首・肩・背中周りを中心とした指圧で筋肉をほぐしていく施術
2. 上半身の矯正やドライヘッド矯正で骨格を元の状態に整えていく施術
3. 猫背矯正により首や背部をしっかりと伸ばしストレスを軽減させる方法
4. 肩甲骨はがしで肩甲骨周囲の筋肉や肩甲骨自体に動きをつける方法
5. 鍼施術でツボを刺激する方法
があります。
●攅竹(さんちく)
・攅竹の位置
眉毛の内側にあり、指先で触ると細い筋を感じるところです。
・攅竹の効果
眼精疲労、結膜炎、視力低下、目の充血、目の腫れ、目の痛み、まぶたのけいれん、頭痛などに効果が期待できます。
●睛明(せいめい)
・睛明の位置
目頭の内側で、少し上にあるくぼみの中です。
・睛明の効果
眼精疲労、目の充血、目のかすみ、視力低下、腫れ、痛み、緑内障、白内障などに効果が期待できます。
●太陽(たいよう)
・太陽の位置
眉じりと目じりのちょうど真ん中より、親指の幅1つ分外側です。
・太陽の効果
眼精疲労、目の痛み、目の充血、目の奥の痛み、目のかすみ、老眼などに効果が期待できます。
改善していく上でのポイント
目を温めたり冷やしたりすることも、眼精疲労には効果が期待できる場合があります。状態に応じて、温めた方が良い場合と冷やした方が良い場合があるため、適切に判断することが大切です。
一般的には、目の疲れを感じているときやドライアイのときには、ホットタオルやホットアイマスクなどを使って目やその周辺を温めることが良いとされています。温めることで血管が広がり、血行が良くなるため、眼精疲労による筋肉のこわばりがほぐれ、症状の緩和が期待できます。また、目を温めることで肩や頭の緊張が和らぐ効果も期待されます。
ドライアイの原因の一つとして、油分を分泌して涙の蒸発を防ぐ役割を持つ「マイボーム腺」の詰まりが挙げられますが、温めることでこの詰まりが軽減する可能性があるといわれています。
ただし、目が充血しているときや、目に熱っぽさや痛みを感じる場合には、目を冷やす方が良いとされています。冷やすことで血管が収縮し、炎症が抑えられるため、症状が軽減する可能性があると考えられます。