骨盤の歪み

こんなお悩みはありませんか?
ずっと取れない腰の痛み
座っている位置が落ち着かない
30分以上イスに座っていると腰に痛みが出てくる
床に座っているのがキツイ
前屈すると片方のももの裏だけがキツくなる
ついつい足を組んで座ってしまう
足を組むのが癖になってしまっている
座って写真を撮ると片方の肩が下がっている
片方の足だけが疲れやすい
夕方になると足がむくみやすい
左右の足の長さが違う気がする
寝ても疲れが抜けない
寝起きに腰が辛い
寝つきが悪い
骨盤の歪みについてで知っておくべきこと
骨盤は、体の下半身と上半身をつなぐ唯一の部位です。これは、上半身と下半身の両方から影響を受けるということを意味します。些細な動かし方の癖で、骨盤は影響を受けて歪みを生んでしまいます。
上半身からは、背中の腰から肩、首をつないでいる大きな筋肉の影響を受けます。これにより、首の骨の歪みや腕の疲れ、肩こりが原因となり、骨盤の歪みを引き起こすことがあります。
下半身からは、足を組んだりすることで太ももの外側の緊張が強くなり、その緊張が骨盤の歪みにつながります。また、足首の歪みが影響し、足全体の歪みとなります。その結果、下半身が全体的に不安定になり、不安定さを補おうとするため、骨盤が歪んでしまいます。さらに、歩き方の癖なども骨盤の歪みを引き起こす原因となります。
症状の現れ方は?
骨盤の歪みによる症状の現れ方には多くのパターンがあります。その中で多く見られるのが、腰痛としての症状です。骨盤の歪みが周りの筋肉に負担をかけ、筋肉が過緊張を引き起こすことによって、腰痛が生じてしまいます。
まずは、腰周りや骨盤周りに違和感を感じることが始まりです。次に、仕事終わりや夕方頃に違和感や痛みを感じるようになり、その後、常態的な腰の痛みへと変わります。場合によっては、ぎっくり腰になることも考えられます。
また、骨盤が不安定になることにより、脚長差が生じ、足全体が不安定になることもあります。その結果、片足が疲れやすくなることが考えられます。この場合も、腰痛と共に症状として感じることがほとんどです。
その他の原因は?
前述した歩き方の癖が骨盤の歪みにつながることがあります。片足だけ大きく振り出してしまう、お尻の筋肉不足により骨盤を支えきれず、歩く度に少しずつ骨盤の歪みが生じてしまいます。これは元からの病的な症状とは関係なく、単純な筋力不足や癖によるものですので、意識して歩き方を変えたり、お尻周りの筋トレを行うことで、十分に軽減が期待できます。
ただし、歩き方に限らず癖を直すには時間がかかります。そのため、お尻周りの筋力不足に比べると軽減には多くの時間を要することがほとんどですが、未来の自分の体のために、根気強く意識して少しずつ改善することが重要です。そこに加えて、骨盤調整などの施術を行うと、より早い軽減が期待できます。
骨盤の歪みを放置するとどうなる?
骨盤は、2つの寛骨(腸骨、恥骨、坐骨)と仙骨、尾骨で構成されており、それぞれの骨は強靭な靭帯で結合されています。仙腸関節は約3~5mmしか動かないと言われており、骨盤自体が大きく歪むわけではありません。しかし、日頃の姿勢や歩き方の癖により、骨盤周りの筋力に偏りが生じ、仙腸関節や股関節の位置がずれることで、骨盤が歪んだように見えることがあります。
この骨盤の歪みを放置してしまうと、反り腰や猫背など姿勢が悪化するほか、次のような症状が現れる可能性があります。腰痛、肩こり、便秘、冷え、むくみ、尿漏れ、下半身太り、生理痛や生理不順など、様々な症状が現れる可能性があります。
当院の施術方法について
当院の施術方法として、骨盤の歪みをチェックする検査、全身の筋肉を緩めていく指圧マッサージ、全身の骨格の歪みを整えていく全身矯正、下半身の骨格の歪みを整えていく下半身矯正、筋肉を伸ばしていく下半身ストレッチ、骨盤に付着する筋肉にアプローチする骨盤はがし、電気的施術として電気的刺激のEMS、インナーマッスルにアプローチできる楽トレ、鍼の施術が挙げられます。
ツボに関しては、腎兪(じんゆ)があります。腎兪は、腰痛、生理中の腰痛、下肢のだるさにおすすめのツボです。ウエストのくびれに両手をおいて、背骨をたどり、背骨から左右指2本分外側で、気持ちよく感じるところにあります。また、志室(ししつ)は腎兪から左右指2本分外のところにあり、大腸兪(だいちょうゆ)は、左右の骨盤の上端から背骨のほうにたどり、背骨から左右指2本分外側のところにあります。さらに、環跳(かんちょう)はお尻のやや外側で、力を入れるとへこむ部分にあります。
改善していく上でのポイント
骨盤が歪む原因として、突発的なものではなく、慢性的なストレスが関係しています。そこで、次のことを日常生活で意識してみてください。
骨盤の歪みを軽減するための正しい姿勢についてです。正しい立ち方は、足から頭までが真っすぐになる姿勢です。次の部位が一直線になるように、鏡などで確認してみましょう。真横から見た場合、足くるぶし、膝、大転子(お尻の横側に出っ張っている骨)、肩、耳たぶが一直線の姿勢になります。
また、正しい座り方は、お尻から頭までが真っすぐになる姿勢です。次の部位が一直線になるように、こちらも確認してみましょう。真横から見た状態で、座骨(座った際に椅子に当たる骨)、肩、耳たぶが一直線になるような姿勢です。