胸郭出口症候群
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つり革などにつかまる時
高いところのものをとる時
腕を後方に回した時
首を軽く押した時
挙手した時 -
胸郭出口症候群に対する当院の考え
胸郭出口症候群についての当院の考え方としましては病院での医師による問診や診察、触診を行っていただきX線検査や超音波検査、CT撮影による診察で確認していただきます。類似した症状が出るものでは頚椎症、末梢神経損傷、むちうち後の炎症、肘部管症候群などがあります。類似しているといいましても検査をしっかり行えば原因などもはっきりと判明することがほとんどですのでご安心ください。
治療は保存療法が基本となります。手技療法、温熱療法を行っていきます。まずは極力患部を動かさないことや使わないことが大事となってきますので休息を取らせてあげましょう。 -
胸郭出口症候群を放っておくとどうなるのか
原因としては鎖骨と肋骨の一番上の骨の間にある血管と神経が圧迫されてしまうことにより起きるものです。最初の初期症状としては肩こりや手にしびれが出始めます。しびれを放っておくとさらに痛みに変化してしまう方もおります。
わかりやすい例で言いますと皆様は正座をしたことがあると思います、長時間していると足がしびれて力が入りにくくなり、痛みを覚えることがありますがそれに似ています。
肩を動かした時、腕を頭上に上げたときや後ろに回した時にその変化が強く出る方が多いです。力が入りにくくなるため握力が弱くなり物をつかみにくくなりますし、手の血流も悪くなるため蒼白感が出るようにもなります。 -
胸郭出口症候群の改善方法
胸郭出口症候群の改善方法としてはまずは腕を肩より上に上げないようにすることが基本となります。上記にも記しましたようにその姿勢を取ってしまいますと血管や神経の圧迫を強めてしまい症状が強く出る、場合によっては悪化することも考えられます。また普段の姿勢にも気を付ける必要があります。体を丸める姿勢を取ることによりおなじように首元にある斜角筋や小胸筋という筋肉が腕から手の先までつながる神経や血管を同様に圧迫してしまいますので圧迫を緩和することが大事になってきます。湯船につかりリラックスしながら体を温めることも改善に効果があります。
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胸郭出口症候群の改善に効果的な当院の施術メニューは?
胸郭出口症候群に効果的な当院の改善のメニューとしては上半身の筋肉へのストレッチ効果と姿勢改善効果のある猫背矯正、肋骨にへばりついた肩甲骨を動かし肩から腰や前胸部など上半身の筋肉に深く関係する場所の血流を良くすることで肩こりや可動域の向上に効果のある肩甲骨はがしなどが挙げられます。胸郭出口症候群で問題となるのは上半身の筋肉の硬さや柔軟性の欠如、それに伴う姿勢不良からくる圧迫由来のものが多いので姿勢改善効果が期待できる猫背矯正がおすすめです。
現代社会はスマートフォンやパソコンなどで下を向く機会が多くどうしても体が硬くなりがちです、ぜひ一度お試しください。
その施術を受けるとどう楽になるのか
猫背矯正、肩甲骨はがしの効果を説明させていただきます。
猫背矯正では首、肩、腰、胸の筋肉といった上半身の筋肉に対してストレッチによるアプローチで柔軟性を出していきます。胸の筋肉は固まってしまうとそれ自体が体を前に倒すようになってしまいますし肩も内側に縮めるようになります。これを解すことで姿勢の改善となります。
肩甲骨はがしは普段動かしづらい肩甲骨という背中にある羽のような骨を私共の手で動かさせていただきます。それにより血液循環が改善しそれに伴い肩回りのコリが緩和し可動域がよくなります。肩甲骨回りは筋肉の集合体ですので少しでも固まると連鎖的に硬くなってしまいますので是非お試しください。
改善するために必要な施術頻度は?
改善に必要な頻度としましては毎日ご来院いただくのがよいのですが難しいと思いますので週に2~3日は最低でも来ていただくようお願いしております。
週2~3回を3か月続けられるとより変化を実感できるかと思います。
人の細胞は3か月周期で生まれ変わるため変化で3か月、その変化を定着させるためには最低でも6か月ほどかかります。長くかかるように思えますがこの症状は1,2週間で治るものではなく長い目で見なければなりません。改善は比較的早期に実感するかと思いますがすぐに治療をやめてしまうとまた元に戻ることが多く報告されています。私たちと一緒に頑張って改善していきましょう。