悩みタイトル

こんなお悩みはありませんか?

肉離れイメージ

体が硬くて、運動をしていると肉離れを起こすのではないかと心配になる
肉離れを起こしてから体が硬くなった気がする
肉離れを一度起こしてからは、以前のように体を動かせない
肉離れを起こしてから血流が悪くなった気がする
肉離れの手術跡がなんだか痛む時がある
肉離れの再発が恐くて思うような運動ができないし、楽しめない
肉離れの予防としてストレッチをしたいが、正しいやり方がわからないし、続ける自信がない
そもそも肉離れの予防がストレッチしか思い浮かばないので、他の方法も知りたいし、取り入れたい

肉離れで知っておくべきこと

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肉離れは筋肉の柔軟性が低下した状態や普段運動をしない方、ご年配の方が運動をすると起こりやすい怪我です。

普段運動する習慣がある方でも、筋肉の疲労が溜まっていると筋肉の柔軟性が低下し、肉離れを起こしやすい状態になります。肉離れが起こりやすい状況としては、一つの関節が曲がった状態で、もう一つの関節が伸びている場合です。

例えば、サッカーのシュートの際、ボールを蹴る足の膝が曲がった状態で、同じ足の股関節の前側が伸びていると、ももの前側の肉離れを起こしやすいです。また、ランニング中には、前に出た足で膝が伸び、股関節の後ろ側が曲がっている状態になり、ももの後ろ側で肉離れが起こりやすくなります。

そのため、これから運動を始められる方は、まずは軽めの運動から始めましょう。

症状の現れ方は?

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肉離れの症状の現れ方は、痛みが急に現れることが特徴です。

多くのケースでは、運動中や仕事中に突然ももに痛みが走り、病院で検査を受けた結果、肉離れだと診断されることが一般的です。これは普段、椅子から立ったり座ったりする際に、ももに気づかぬうちに疲労が蓄積され、ストレッチなどのセルフケアを怠ったため、肉離れを引き起こしてしまったことが原因です。そのため、痛みは突然現れますが、肉離れになりやすい状態には日々近づいているとも言えます。

また、前述のように運動習慣がない方が急に運動を始めた場合や、すでに運動習慣のある方でもセルフケア、特にストレッチを怠ると、肉離れを引き起こしやすい状態になってしまいます。ですので、運動習慣があるかないかに関わらず、ストレッチを習慣化させることをお勧めします。

その他の原因は?

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前述の柔軟性の低下やセルフケアの不足以外にも、栄養不足が肉離れの原因として挙げられます。これは、栄養不足により筋肉が十分に栄養されず、痩せ細った状態になるためです。その状態で運動を行うと、肉離れを引き起こしやすくなります。この状態を防ぐには、栄養補給を怠らないことが最も重要です。

しかし、たんぱく質だけを摂取するだけでは十分ではありません。野菜から摂れるビタミンや、白米やパンから摂れる糖質も、栄養不足の筋肉をサポートするためには必要です。特に、ボディビルダーやダイエットの一環として筋トレやランニングを行っている方は糖質を控えていることが多いため、十分に注意する必要があります。

肉離れを放置するとどうなる?

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〇適切な処置をせずに肉離れをそのまま放置すると、後遺症が残る可能性があります。

しこりやむくみなどの違和感が消えない場合があります。肉離れを起こすと、筋肉内での内出血が血腫となり、しこりができます。このしこりが血流やリンパ液の流れを阻害し、むくみやつっぱり、しびれなどの違和感の原因となるのです。

しこりを残したままにすると、周辺の筋肉に負担がかかり、他の筋肉を傷めてしまう可能性があります。これにより、肉離れの再発リスクも高まります。肉離れでしこりが確認できる場合は、医療機関などでしこりを軽減させる治療を受けましょう。

〇筋肉が硬くなると再発しやすくなります。

肉離れを起こした筋肉は傷がついている状態です。傷が治る過程で筋肉は硬くなり、関節の可動域を狭めてしまいます。柔軟性のない筋肉の状態で普段通りの運動をすると、再度肉離れを引き起こす可能性がありますので、注意が必要です。

筋肉が硬くなると、安静にすることで筋力が低下してしまいます。適切なタイミングで筋肉をほぐすストレッチや筋トレを取り入れることが重要です。

〇他の怪我の原因になることもあります。

肉離れの痛みや違和感を放置すると、その部分を他の筋肉がかばうため、大きな負担をかけることになります。その結果、他の怪我を招いたり、別の筋肉に肉離れが起こったりする可能性があります。

肉離れは筋膜や筋繊維が損傷している状態なので、早期に医療機関を受診し、痛みが落ち着くまでは安静にしましょう。

当院の施術方法について

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当院の施術方法についてご紹介いたします。
当院では、指圧マッサージ、ストレッチ、テーピングによる固定術、足の極み、鍼の施術などを行っています。

【指圧マッサージ】
硬くなり結びついた筋肉をほぐし、柔らかくしていく施術です。

【ストレッチ】
筋肉や関節、靭帯に柔軟性やしなやかさを与えます。

【テーピングによる固定術】
痛めた部位を動かさないようにすることで、回復を早める可能性があります。

【鍼の施術】
効果が期待できるツボを使用します。以下に代表的なツボをご紹介します。

・委陽
膝から下の痛みや張りに効果が期待できるツボです。特にふくらはぎに肉離れが起こった際に効果を発揮します。また、坐骨神経痛や膀胱炎にも有効とされています。

・承山
足の痛みや腫れに効果が期待できるツボです。特にふくらはぎの肉離れや足の筋肉痛、足のつり、こむら返りにも有効です。承山は膀胱経に位置し、腎機能の低下や腰痛、膝の痛みの軽減が期待できる場合もあります。

・伏兎
下肢の麻痺や膝関節痛に効果が期待できるツボです。特に太ももに肉離れが起こった際に効果を発揮します。また、足腰のだるさや浮腫、筋肉のこわばりや痙攣を軽減する可能性があり、足腰を丈夫にする作用もあります。

改善していく上でのポイント

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肉離れの重症度によって、施術方法や回復期間は異なります。

〇軽度の場合
ストレッチや関節を動かす訓練を行いながら、少しずつ運動レベルを上げていきます。肉離れを起こしてから約2週間程度で、スポーツに復帰できるレベルまで回復が期待できます。

〇中度の場合
損傷した筋肉を伸ばせるようになったら、ストレッチを開始します。医師の指示によっては、MRIで腱の修復が確認できるまで激しい運動を控える必要があります。この期間も考慮すると、施術期間は約4週間から2か月程度と考えられます。

〇重度の場合
重度の場合、手術に至るケースもあります。その場合、施術期間は約4か月から6か月ほどかかる可能性があります。

〇施術期間中の過ごし方
施術期間中は、無理をしないことが最も大切ですが、次のようなケアをできる範囲で続けると再発防止に効果が期待できます。
・ストレッチ
・筋力トレーニング
・バランス能力の向上(バランスボールなどの活用)
・運動姿勢の矯正
特に寒い季節は筋肉が固まりやすくなるため、運動前のウォーミングアップが必須です。