帯状疱疹後｜馬橋東口整骨院

帯状疱疹は、子どもの時にかかった水ぼうそうの原因ウイルスが神経の中に潜んでいて、何年か経ってから何かのきっかけで再び表に現れてきた時に起きます。疲れたり、体の抵抗力が落ちたりしているときに発症します。

帯状疱疹にかかると痛みと小さな水ぶくれが現れます。皮膚の症状や痛みは普通そのうちに軽減しますが、皮膚の症状が消えた後にも痛みが残る場合があります。
これを「帯状疱疹後神経痛」といいます。

帯状疱疹後神経痛は、症状や程度が患者様によって異なるため、決まった施術法はありません。それぞれの患者様に合った軽減方法が選択され、組み合わせられます。

また、一度や二度の施術ですぐに軽減することはまれなため、根気よく施術を続ける必要があります。前向きに考えて、痛みとじっくり、上手につきあっていくように心がけることが大切です。

帯状疱疹の合併症の中でもっとも頻度の高い後遺症は、皮膚症状が治った後も痛みが残る帯状疱疹後神経痛です。
この痛みは多様で、「焼けるような」や「締め付けるような」持続的な痛み、さらに「ズキンズキンとする」疼くような痛み、そして、軽い接触でも痛む「アロディニア」と呼ばれる痛みが混在しています。

これらの痛みはしばしば「焼けるような」「ズキンズキンとする」「刺すような」「電気が走るような」「鋭く引き裂くような」痛みと表現されます。皮膚感覚に異常が見られ、ほとんどの場合、痛みのある皮膚の感覚が鈍くなります。
この痛みは睡眠や日常生活に支障をきたすこともあり、「シャツが擦れて痛い」や「痛くて顔が洗えない」といった日常生活への影響があることがあります。

帯状疱疹後の痛みを軽減させる方法として入浴がおすすめです。
入浴により体温が上昇し、血液の循環が促進され、痛みが軽減されることがあります。
他の健康上の制約がない場合、入浴回数を増やしたり、温泉に行くこともよいでしょう。

また、痛みが寒さや冷たさで増すことがよくあるため、冬季には暖かく保ち、夏季には冷房の直接風にさらされないように心がけましょう。

外出時には、必ず適切な衣服を用意して、過敏になっている場合にはサラシや包帯などを使って衣服との摩擦を軽減する工夫をすることもおすすめです。

当院では、帯状疱疹後の症状の軽減に効果を期待できる鍼施術を提供しています。

帯状疱疹後には神経痛が生じやすく、鍼刺激は神経を刺激して血行を促進し、痛みや疲労の原因となる物質を排出する助けとなります。これにより、免疫力が向上し、帯状疱疹の症状の軽減が期待できます。
また、鍼施術によって毒素を囲い込んで広がりを防ぐと同時に、身体の抵抗力を高めて早期の軽減を促進するのに役立ちます。

帯状疱疹後神経痛に関しても、皮膚の不快感やジリジリとした痛みなどの症状の回復に効果が期待できます。

発症初期から積極的に鍼施術を行うことをおすすめします。

帯状疱疹後には鍼施術が有効な施術法です。これは神経の回復を助け、疲労やストレスを軽減する効果を期待できるからです。
通院治療と並行して鍼を受けることで、より迅速な回復が期待できます。

また、患者様自身に気をつけていただきたいポイントとして、
・好きなことに没頭し痛み以外のことに注意
　を向けること
・身体を冷やさないようにすること
・十分な睡眠を確保し疲労やストレスをためないこと
・患部に刺激を与えないように気を付けること
などが挙げられます。

通常、週に2回の鍼施術を1ヶ月から3ヶ月ほど継続することが必要になると考えます。
この施術頻度は、急性期の症状を早期に軽減し、帯状疱疹後神経痛や合併症のリスクを軽減するために必要な期間となります。

帯状疱疹後神経痛を発症している場合、症状の完全な軽減には時間がかかることがあります。したがって、気になる症状がある方は、できるだけ早く施術を受けることをおすすめします。

当院では、患者様の状態に合わせた施術を提供し、早期の改善をサポートしています。どうぞお気軽にご来院ください。